運営者:J(ジェイ)
愛知県出身 / アマチュアロードレーサー / 輪行マイスター
「命を預ける機材は、自分で組む」
プロ(競輪選手)直伝の整備技術と、市民レーサーとしての実体験を融合。
教科書通りの知識ではなく、実際に走って、いじって、汗をかいて得た「リアルな自転車論」を発信するサイクリストです。
私の原点:「ケッタ」と走った知多半島
私の自転車人生の原点は、愛知県の「ケッタ(自転車)」文化の中にあります。
子どもの頃から、どこへ行くにもケッタと一緒でした。
特に忘れられない思い出があります。
中学生のとき、名古屋市から知多半島の先端まで、仲間5人で「自転車で行こう」と無謀な計画を立てたことがありました。
当時はまだスマホもなく、ナビもありません。心配した親たちは、なんと2台の車で私たちの自転車列を伴走してくれました。

しかし、現実は甘くありませんでした。
向かい風と疲労で、次々と仲間たちはリタイア。車に乗せられて「回収」されていき、最後はほとんど「家族旅行」状態に(笑)。
それでも、あの時に風を切って走った高揚感と、ペダルを回し続けた達成感は、今の私の根底に流れ続けています。
転機:プロの世界に触れて
あの知多半島の旅を一緒に走った仲間の一人が、後にプロの競輪選手になりました。
この出来事が、私を「自転車遊び」から「競技としてのサイクリング」へと引き込みました。
彼を通じて、私は自転車の本当の深さを知ることになります。
プロから学んだ「3つの哲学」
- 整備は命そのもの:時速70kmを超える世界では、ネジ一本の緩みが命取りになる。
- 基本こそ最強:高価な機材よりも、正しいポジションとペダリングが速さを生む。
- 恐怖を知る:バンク(傾斜走路)での走行訓練を通じ、怖さを知ることで安全マージンを学ぶ。
私は彼から、ピストレーサーの組み立てからセッティング、そしてバンク走行までを教わり、自転車を単なる移動手段ではなく「速さ」「美しさ」「精神性」を追求するパートナーとして捉えるようになりました。
現在の活動スタイル

現在は、「みんなのKETTA」を運営しながら、一人のアマチュアレーサーとして活動しています。
■ DIYメカニックとして
自分の自転車はすべて自分でメンテナンスします。ショップ任せにせず、異音ひとつ聞き逃さないことが、トラブルを未然に防ぐ唯一の方法だと信じているからです。
■ 輪行トラベラーとして
地方のレースや絶景を求めて、自転車を分解して電車に乗せる「輪行(りんこう)」で全国を旅しています。いかに傷つけず、コンパクトに、素早くパッキングするか。これも私のこだわりです。
「みんなのKETTA」に込めた想い
サイト名の「KETTA(ケッタ)」は、私の故郷である愛知・東海地方の方言です。
洗練された「バイク」という呼び名よりも、日常に溶け込んだ「ケッタ」という響きにある、あの頃のワクワク感を大切にしたい。
そして何より、「プロの世界で学んだ本物の知識」を、「誰もが楽しめる形」で届けたい。
そんな想いで、英語表記の「KETTA」と名付けました。
ここは、カタログスペックだけを語る場所ではありません。
実際に乗って、試して、時には失敗した経験も含めて発信する、あなたのための「リアルな情報基地」です。
お問い合わせについて
当サイトは個人の趣味として運営しております。
そのため、記事の執筆依頼、PR案件、業務委託等は現在お受けしておりません。あらかじめご了承ください。
読者の皆様からの「記事のここが参考になった」「もっと詳しく知りたい」といったご感想やご質問、情報の誤りのご指摘などは大切に拝読しております。
以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
